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【環境問題に光明】ニュースになってたブルーアンモニアってなんだろう?

  • 2020年11月16日
  • 2021年2月27日
  • 雑記
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まっつ
「世界初のブルーアンモニアの輸送が開始されました」ってニュースが流れているけど、ブルーアンモニアってなんだろう?
 

「ブルーアンモニアの輸入が開始され、環境問題解決に大きく前進した」こんなニュースが聞こえてきました。

ところで、ブルーアンモニアってなんだろう?何に使うんだろう??

そんな疑問について調べてみました。

 

ブルーアンモニアとは

日本は、「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」(2019年6月11日閣議決定)により、「2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減」という長期目標を掲げています。

そんな中、水素エネルギーは利用段階でCO2を排出しないため、エネルギーシステムにおいて水素の役割に対する期待が世界的に高まっています。

アンモニア(NH3)は、3つの水素原子(H)と1つの窒素原子(N)からなります。分子式からもわかる通りアンモニアは分子の中に多くの水素をもつ物質のため、アンモニアはよく燃える物質です。

水素を生成する方法としては、再生可能エネルギーを活用して水素を製造する方法や、化石燃料を活用し、発生したCO2を回収・貯蔵して水素を製造する方法などがあります。ブルーアンモニアは化石燃料から化学反応で水素を生成しています。

このようにブルーアンモニアは化石燃料由来であるため、発生する二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺し二酸化炭素排出を実質ゼロに近づけるカーボンオフセットが課題とされていました。しかし、合成プロセスで炭化水素から水素が取り出されるのと同時に、二酸化炭素が回収・隔離することが可能となりました。

ブルーアンモニアは天然ガスからアンモニアを製造する際,排出されるCO₂を分離回収して,EOR(石油増進回収)やCCU(CO₂回収貯留)に利用することから,カーボンニュートラルな燃料として,「ブルー」アンモニアと呼ばれています

 

アンモニアを燃料として活用しているものって何?

アンモニアはかつて自動車、バス、超音速ロケット機の燃料として使われたことがある。このうち1943年にベルギーでバスの燃料として使用されたのは、戦時下でバス用のディーゼル燃料が払底したためだが、アンモニアを燃料として使用した際の記録をもとに、アンモニアを代替燃料として用いる可能性を指摘した論文も残されている。この論文では6台のバスについて8カ月間の使用結果が分析されているが、その8か月間に13,000~23,000kmを走行したそれらのバスは全く問題なく走行し、16,000km以上走行したバスに行われたエンジンチェックでも金属疲労や腐食は発見されなかったと報告されている。また、もう一つの写真は1959年から1968年にかけて実験機として使用され、現在でも有人飛行機の最大高度(107,960m)、最大速度(マッハ6.7)の公式記録を保持している米国のX-15だが、この飛行機はアンモニアを燃料としていた。

引用:塩沢文朗著 水素社会を拓くエネルギー・キャリア

自動車、バス、ロケットの燃料として活用されていた歴史があるようです。

 

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何に使うの?

アンモニアは燃やしても二酸化炭素を排出しないことから、現在、発電の燃料として使われている石炭や天然ガスの代替燃料としての利用を期待されているようです。

2014年から5年間実施された内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」では、アンモニアが直接、燃料として利用できることが明らかにされており、火力発電燃料として直接利用することが考えられているようです。

また、同プログラムでは研究責任者の小林秀昭教授が、アンモニアを直接燃焼させる基盤技術の開発に取り組み、2014 年に世界で初めてアンモニア燃料のガスタービン発電を実現させています。

ブルーアンモニアを使った火力発電は実用段階にあるということですね。

 

回収したCO2はどこに行くの?

一方で回収したCO2はどのように使われているのでしょうか。

回収されたCO2はメタノール製造用の原料石油増産のために使われるようです。

CO2増産と石油増産がピンとこないのですが、油田の油は、地下水のように溜まっているものではなく、岩石の中のミクロン単位のごく小さな孔に溜まっているもののようです。

自然のエネルギーを利用して、石油を回収する一次回収では石油は5~25%程度しか回収されず、水を使った二次回収でも回収できる量は30〜40%にしかなりません。

これがCO2を地下に圧入することで、石油の回収量が飛躍的にUPするのです。

CO2も色々な使い方があるんですね。

 

ESG投資

ブルーアンモニアは、日本にとって、環境と経済を両立させつつ、ゼロカーボンエミッションを達成するという野心的な目標にとり不可欠のものである。(中略)既設の発電所でブルーアンモニアを混焼することから始め、将来的には、ブルーアンモニア100%の専焼に移行することになろう。

引用:IEEJ理事長兼CEO豊田正和氏のコメント

日本にとってブルーアンモニアは環境を考える上で重要な燃料であることがわかりました。

菅総理も発電に関してゼロカーボンを積極的に推進すると表明しており、今後さらにブルーアンモニアによる火力発電が注目されていきそうですね。

最近、ESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資)という言葉がよく聞かれるようになりました。投資残高も年々拡大傾向にあります。

このブルーアンモニア事業も環境に資する事業であると考えると、この事業に参画している三菱商事株式会社、日揮グローバル株式会社、三菱重工エンジニアリング株式会社、三菱造船株式会社及び宇部興産株式会社への投資も面白いかもしれません。

ではまた!!

 

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